Sinn 異分野のテクノロジーの導入によって
数々の新機構を輩出する異色のウォッチメーカー
Sinnの正式名は「Sinn特殊時計会社」。1994年にはスイス時計メーカーIWCのチーフエンジニアを務めたローター・シュミットがジンの経営を引き継ぎ、それと同時にSinnのフィロソフィーである、計測するという行為に自我を生み出し、使う目的を持ってデザインされた「計測機器」作りを継承している。例えばGSG9のような特殊部隊 やフランクフルト消防隊向けのSinn EZMシリーズに見られる。さらには時計の分野のみにこだわらず全く異分野の技術を積極的に導入して時計の持つ機能や性能を向上させるために、常に独自の技術開発をし続けている。そして究極といえるまでに実用性を追求しさらには極限で使うための時計作りをおこなっているのだ。
技術に興味のある人であれば、磁気の影響、磁気に対してどうやって時計を保護するか、などの話題は面白いだろうし、特殊な潤滑オイルのおかげで極地のような過酷な環境の中でもきちんと作動する時計とか、湿度対策のためのドライカプセルとか、ケース内の不安定ガスを除去し放電腐蝕を防ぐアルゴンガスとか、傷がつかないスクラッチプルーフ加工のケースとか、オイルレスのガンギとか、シリコンオイルが充填されたダイバーズウオッチとか、感心しているときりが無い。このような技術はみなSinnが成功させているものだが、一番驚くのはこのような技術革新が大資本を背景にしたスイスの伝統ある時計メーカーではなく、ドイツ・フランクフルトのメーカーによって達成されているという事実だ。
これらの技術革新はプロフェッショナルのための時計製造に特化した同社しか成し遂げないものといえる。ラインナップを見てもわかるように、ドイツ特殊部隊制式採用モデルを筆頭に、すべてのモデルがプロフェッショナル・ユースの時計で占められていることがわかるだろう。伝統にとらわれる時計メーカーではおよびもつかない技術と発想によって、従来にない時計作りに傾注するのがジンというウオッチ・メーカーである。これこそがローター・シュミットの真髄であり、まさにSinnスタイルなのである。Sinnの各シリーズを一言でいうと
Sinn 103 スタンダードクロノグラフ
Sinn 144 スペースクロノグラフ
Sinn 203 ダイバーズクロノグラフ
Sinn 303 モータースポーツクロノグラフ
Sinn 356 パイロットクロノグラフ
Sinn 656〜856 インストルメンツクロノグラフ
Sinn 903 クラシックナビゲーションクロノグラフ
Sinn 956 ラリークロノグラフ
Sinn 6000 フランクフルトフィナンシャルウォッチ
Sinn 6100 クラシックマスターピース
Sinn U プロフェッショナルダイバーズウォッチ
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